心の色、心の音『Colors#2』
そこを歩くと、何か安心感を覚えるという経験はみなさんはありませんか。
パワースポットではないのでしょうが、安心して生活できる雰囲気。
監視カメラによる危険回避は都会生活で常識になったのでしょうが、暑い時に玄関を開けて暖簾をかけておくといった、「古くからの日本の住まい方」が残る場所を通るとき、ここには安心して住める「歴史的ないわれ」があるな、と感じていた地域があるのです。それが西八王子エリア。
去年から今年は、ここをよく尋ね、歩きました。
西八王子には名称も「小門町」「寺町」などと城下町を思わせる、落ち着きのある町名が残っています。
江戸時代、八王子には大久保長安という代官がいて、数々の大仕事を成したようです。
その代官が住んだ場所が小門町。彼が作った産千代神社もあり、ここは大久保長安の安息の地であったわけですね。
どおりでこの辺りに落ち着いた感じがあるわけです。
その長安、八王子に「千人同心」という「平時は農民、非常時は兵隊」という警護の組織を作ったのですが、その千人たちは何かの時に灯籠を持ち、集ったのだろうと思います。
不安だけど勇ましい気分の千人の男たち。。
その光景を想像してできた曲が『A Thousand Lamps』です。
小門町にある産千代神社はさまざまな問題が起きた時、長安や町民が手を合わせた「癒しの場所」。
そんな時間を想像してできたのが『産千代の朝』。
自分に関わりのある場所の「いわれ」を音にした、今回のアルバム『Colors#2』。
楽しんで聴いていただけたら幸いです。
ご試聴 『A Thousand Lamps』
小門町の産千代神社 ーーー 静かな佇まいが落ち着きます。
私にはここは静かなパワースポットに感じるのです。
産千代神社の近くの銭湯『松の湯』ーーー清潔感と温かみのある佇まいです。夜、ここの前を通ると、石鹸の匂いと黄色い灯(あかり)にホッとするのです。
今回の『A Thousand Lamps』の録音に使ったドラム。いい音をどうもありがとう!
皆さま、珈琲灯屋です。
いつも珈琲灯屋の音楽を聴いて下さってどうもありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
0コメント