〜サイン波の音楽との出会い〜
サイン波で作られた音楽は現代的というより、より根源的な力を持っているように私は感じています。
今回の「Pure」という曲も、そんな根源的な力を発揮しているようです。
「根源的な力」と言えば、ふと思い出したことがあります。
泣いている赤ん坊に心臓の鼓動音を聴かせると泣き止むという話。それは母の胎内で羊水に浮かんでいたときの記憶を呼び起こすためらしい。
サイン波とは似ても似つかない「Noisy」な心臓の鼓動音が赤ん坊の「根源的なサウンド」と言えるのかもしれませんね。
「ノイジー」と「純粋(サイン波)」に共通する「根源的な何か。」
真逆のものに見いだされる共通性。 不思議な何か。。
今回作った「Pure」はサイン波のミュージシャンであるKasai Takaraとのコラボレーション作品ですが、彼のリフを聴いたとき、今回の作品づくりの根幹がすぐ決まりました。
より根源的なサウンドを目指す。
ビートで聴き手を誘導するのではなく、より少なくCymbalを入れることで空間で飛び散るサイン波のサウンドに色をつけていく演奏。
聴き手が安定感に包まれていくために、自然に演奏も「より根源的」なものになったと感じています。
懐かしいものに触れたときの感覚を思い出し、それを感じて貰うためにこの曲を作ったのだなと今は素直に思っています。
どうぞお聴きください。
ご試聴
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