懐かしい君へ
三十年前の教え子が、自分のブログに書き込みをしてくれた。
海外にいる彼女は自分が高校の国語教師だったときの授業のことを覚えていてくれていて、それがとても嬉しい。
自分が大事にしている物語を生徒の皆とじっくり読み進めるという時間を過ごせたということは本当に良い想い出だ。
多感な生徒と多感な自分が、読んでいる「物語」から深いものを感じていた時間。
それはかけがいのない時間だったのだと、今本当に強く思っている。
この暑い夏、自分は教え子たちが世界の中で明滅する「シグナル」のように存在していることをイメージし、実感した。
あのころの日々は自分がドラマーとして生きるうえでのエネルギー源なのです。
あのときの君たちは今、どうしているだろう。
忙しい日々を送り、疲れているかもしれない。助けてくれる人はそばにいるかい?
ゆっくり眠れる夜はあるかい?
それぞれの人生で不条理を感じるとき、またあの物語を思い出したり、読み返してくれるとうれしい。
世界の中で明滅する「シグナル」のように存在しているみんな。
その「シグナル」が明るく光り続けることを願っています。
どうぞ、皆、元気で!!
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