赤い鳥
毎年、大晦日は実家で除夜の鐘を聴くことにしている。
昨年の年末に古本屋で父の生まれ年(昭和10年)に発行された雑誌「赤い鳥」を妻がみつけ、購入した。
82年前のものにしては奇麗で、読まれた形跡もない。
あそらく、物置にずっと積まれていたのだろう。それを妻が「お父さんの生まれた年に出た本ですよ」といって渡したところ、父の昔語りが始まった。。
聞いていると「父と祖父との関係性」がよくわかる話で、自分と父のDNAの共通点に苦笑しながら過ごすことになった。
独立独歩でやっているつもりでも、父の目線はどこかで感じている。男ってなかなか自由になれないですね。それはどうも「私の父と祖父」も同じようで。。。
雑誌「赤い鳥」を作った鈴木三重吉も、そんな「父と子」の話がされる炬燵のうえに自分の雑誌が置かれることになるとは思ってもいなっかたろう。
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